株式投資入門

株式市場を知る

株の取引は、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡などの、各地にある証券取引所で行われます。
東京にある東京証券取引所は中でも一番有名で、「東証」と呼ばれています。

 

東証は一部と二部がありますが、いわば、スポーツチームの一軍、二軍のようなもので、業績によって、一部と二部間で移動が起こることもあります。
東証一部に上場するには、とても厳しい審査を通らなければならないので、東証一部に上場している会社は、倒産しにくい会社が多いといえます。

 

また別に、ベンチャー企業や、中小企業などで構成されているジャスダック市場という市場もあります。これは証券取引所には属さない市場です。値動きが激しいので、初心者にはお勧めできません。
慣れるまでは、東証一部から始められることをお勧めします。

株価が動く仕組み

株価の動きは需給で決まります。
ここでの需給とは、人の数ではなく株の数の問題です。
投資においては「人の数」ではなく「株の数」を見なければなりません。
株の値段は、買いたい人の株の数より売りたい人の株の数が多い場合には下がります。
需給に影響を与えるものはいろいろあります。
例えば、日本の景気がよくなると株の市場も活気が出る、とか、企業が新しい商品を発売した、どこそこと提携したとか、そういうことで株価は動きます。
なので、投資家は常に様々な情報に敏感であり、その情報の影響力を感じ、理解することが必要になります。

日経平均とは

日経平均とは、東証一部の中から有名な順に225の銘柄のを選び、その株価を平均して出す数字です。
日本の景気が良く、株式市場も盛り上がっているときは高くなり、悪くなると低くなります。
もう1つ有名なのが「TOPIX」です。

 

これは、東証一部の全ての銘柄が対象であり、より正確な指標になります。
TOPIX…東証一部の毎日の時価総額(全上場株をある日の終値で評価したものの合計額)を基準日の時価総額で割って算出される。1968(昭和43)年1月4日の時価総額を100として計算しており、日経平均株価とならんで、重要な指数の1つとなっている。(野村證券証券用語解説集より引用)

株取引の参加者を知る

株式取引の参加者は、大きく分けると「個人投資家、機関投資家、外国人投資家」の三者になります。
株価はこの三者の動きによって影響を受けるので、これらの参加者について知っておきましょう。
「個人投資家」とは、どの機関にも属さない、一般の個人投資家のことを指します。売買単位は小さく、株価に影響を与える率は最少です。
「機関投資家」とは、金融機関や、一般企業の投資部、投資信託会社などの日本国内のプロの投資機関です。売買単位が非常に大きく、かなり大きな影響を株価に与えます。
「外国人投資家」とは、国外のお金で日本の株を買う外国の機関投資家のことです。株主欄にはそれぞれの銘柄毎に外国人投資家の比率が載っています。円高になると株は売られる動きがあります。外国人投資家も、売買単位が非常に大きく、かなり大きな影響を株価に与えます。
このように、個人投資家は株価に与える影響が最も弱く、主な株価の動きの要因は、機関投資家と外国人投資家のの影響を強く受けています。機関投資家と、外国人投資家の動きを注意して見ましょう。

株のリスク

株のリスクには値下がりしたときのリスクや、投資先の会社が倒産した時のリスク、あとは流動性リスクの3パターンがあります。
値下がりしたときのリスクは、株価が下がった時のリスクです。株価は変動するので上がったり下がったりします。

 

倒産した時のリスクは、会社が倒産してしまい、株券が価値を失うリスクです。倒産リスクは投資しようとする企業の将来性をしっかりと考慮することでだいぶ減少します。
流動性リスクとは、株を現金に換えるまでに起こるリスクのことです。売らないと、株券はお金にはなりません。取引が少ないと株価は下がり、安くでしか売れなくなることもあります。取引があまりされていない銘柄は注意しましょう。
値下がりしたときのリスクが中でも一番身近で起こりやすく、注意が必要です。

株式分割とは

発行されている株をいくつかに分割することを「株式分割」といいます。
企業が成長するとその株価は上がります。
株の値が高くなると、買いにくくなり、需要が少なくなってしまいます。
分割することによって株価は下がり、買いやすくなります。
例えば、株価が10万円として、それを2つに分割すると、株価は5万円になり、お金が少なくても買いやすくなり、細かい投資もしやすくなります。
売買しやすくなると人気が出て、株の需要は上がります。
株式分割によって一株あたりの株の単価は下がりますが、株の数は増えるので、持っている株の価値は変わりません。

単位株じゃなくてもOK

株式市場で売買できる株の単位を「単位株」といいます。
だいたいの銘柄は、1000株単位になっています。
例えば、株価が3000円で1000株単位なら、単位株の値は300万円になります。
300万円とは大金であり、一般投資家が簡単に用意できる金額ではありません。
また、300万円を全額1つの株に投資すると、大儲けするかもしれませんが、大損する可能性もあります。
手元にまとまったお金がない人、分散した投資がしたい人や初心者のために、手軽な投資手段の「ミニ株や」「るいとう」があります。

ミニ株

・ミニ株のメリット
「ミニ株」(株式ミニ投資)は通常売られている単位の10分の1に分けて売られているので、単位株の10分の1の価格で投資ができます、例えば株価3000円の銘柄を単位株で購入すると300万円になりますが、ミニ株なら10分の1なので30万円から投資ができるのです。
また、株に投資するときは、1つの銘柄に大金を投じるよりも、様々な業種の中から選んでいくつかに分けて投資した方がリスクは少なくなるので、ミニ株を利用して、幅広い分野から将来性のある株を選んで投資しましょう。
・ミニ株のデメリットは売買価格の指定ができないこと。例えば「1000円まで下がったら買って1200円になったら売る」といった売買はできずに、注文した次の日の初めについた株の値での取り引きになります。
※オンライン・トレードでは「ミニ株」を取り扱っていないところもあります。

るいとう

「るいとう」の正式名称は「株式累積投資」といいます。毎月一定の金額分(1万円からでもOK)ずつ株を買い付けていく制度です。
1ヶ月に投資する金額をあらかじめ決めてあるので、株価が安い時には買い付ける株数は多くなり、反対に高い時には少なくなります。そのようにして毎月徐々に株数を積み重ねて行きます。売却はいつでもできて、一部のみの売却もできます。
また、積み重なった株が「単位株」になると株主優待が受けられます。
「るいとう」で注意しなくてはならないのは口座管理料です。持ち株数が単位株に達した後も「るいとう」を続けると、「るいとう」と「単位株」のそれぞれに口座管理料が必要になる場合があります。
☆銘柄を絞っての投資、または資金に余裕があるなら「単位株」
資金が少ない場合や、細かい投資をしたいなら「ミニ株」
長い目で見て資産を増やしたいなら「るいとう」を選ぶと良いでしょう。